不定期の「閘門水先人」シリーズも
今回で12回目となります。
神出鬼没だと思うんです、
サンテンを操る「閘門水先人」氏の漕行は。
今回は江ノ島に行って来たレポートを
送ってきてくれました。
サンテン(フジタカヌー製)で12月1日に、
しかもセーリングを試みた様なんです。

では早速、いつもの様に氏からのレポートを、
ほんの少し脚色してご紹介です。
先週の勝鬨橋は実はバックアッププランでした。
そんな滑り止めプランだったんですが、
勝鬨橋を下から攻めすぎ、首の筋を痛めたのか、
週明けからは自走砲モードのままでした。
でもやっぱり密かに海で漕いでみたいと
ずっと思っておりました。
それに自艇はサンテン「あひる」号ですから、
少しでも波が高かったり、北風が強くなると
岸に戻れなくなるのでタイミングを見計らっておりました。
今回は初心者として余り無理をしない範囲として
江の島に行ってきました。
カヤックフィッシングとかでも有名な所なので、
サンテン「あひる」号でも行けると踏んで、
江の島を海から見てみることにしました。
例によって原付を最寄駅の駐輪場に置き、
始発の電車で「片瀬江ノ島」駅に行きます。
車中には丹沢に向かう山ガールさん達と
クーラーボックスをトロリーに乗せた釣りガールさん達も。
aldingbrookeさんの様に、車中で盛り上がる
ことはありませんでしたが、山・釣りガールさん達から
少しは注目された様に感じました。
50過ぎのオヤジが、パドルが覗く20kg超の
でかいザックを背負ってますからね。
竜宮城の様な「片瀬江ノ島」駅には6時過ぎには到着です。

駅前は早朝から釣り人達でいっぱいです。
まだ夜は明けておらず薄明かりの中で
出撃地点に向かいます。
境川の内陸に少し入った所に
秘密の出撃地点があります。

川の両岸にはモーターボートがたくさん舫(もや)ってあります。
寒い中で組み立て7時半には出撃です。
干潮は9:30頃だったので
海に向かってどんどん押し出されていきます。
河口から海に出ると目の前に江の島が見えますが
朝日に向かって漕いで行くことになるので
島は真っ黒でシルエットしか見えません。

一応、相模湾の中ですが太平洋ですので
軽いうねりはありますがこの程度であれば大丈夫。
右手に朝日を浴びる富士山が見えます。

江の島沖には流行りのパドルボートを興じる人達が
遠くに見えます。
あんな沖で、何かあったらどうするのか?って感じですが、
サンテン「あひる」号の方が、もしかしたら小さいですから
彼らから見ればこちらがそんな感じなんでしょう。。。。
でもそちらに向かって漕ぎ進んでいきます。
いつの間にか江の島の南側、釣り船が
たくさんいる辺りに到着です。
乗合釣り船の船頭さんが何か説明している声が聞こえます。

水深は21mだそうです。
島からだいたい300m沖合です。
無理に「江の島」を一周する気も無かったので
沖合でうねりに「あひる」号を任せて
ユラリユラリとしておりました。

秘密兵器のセールを広げてセーリングを楽しんでみました。
意外と進むんですよ!これ。

しかし、ラダー(舵)もセンターボードも無いので
行き先は文字通り風任せ。
弱い北風だったのでどんどん沖合に向かって進みます。
沖合で1時間くらいボーッとしてから
戻ることにしました。
海での投げ釣りはどの程度飛ぶのでしょうかね?
かなり遠くまで飛びそうなので、
あまり岸に近づかないようにしながら
大回りで浜に戻ります。
帰りは砂浜に上陸し、愛艇サンテン「あひる」号を
しっかり乾かしてから撤収しました。

アルコールコンロでお湯を沸かし、
カップラーメンで冷えた体を温めました。
海の上にいたのは3時間程度でしたが
充実の日曜午前中を過ごせました。
しかし寒い中で船の組み立てのせいなのか、
「自走砲」モードの首を無意識にかばったのか、
翌日あちこちかなり筋肉痛になりました。
今度はいつか逗子~葉山辺りの岩場で
海の底を覗いてみたいです。
まとめ:
「閘門水先人」氏のレポートから
その漕行程を描いてみたが、

こんな感じだっだんだろう。
しっかし、氏の親近感溢れる様々な試みには


頭が下がる!

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